飲用のアルコールは、
「エチルアルコール(エタノール)」と呼ばれるもの。
含まれる純アルコール量(g)は、
酒の量(ml)x度数(%)x0.8(アルコールの比重)で計算されます。
たとえば…
アルコール度数5%のビール500mlであれば、
500x0.05x0.8=20g
アルコール度数15%日本酒180mlであれば、
180x0.15x0.8=21.6g
これらが含まれている純アルコール量となります。
ちなみに…
アルコール1g=7kcal
体重60~70kgくらいの人で1時間に消化するアルコール量は6~7gと言われています。
更にちなみに…
「消化」とは、
他の動植物の情報を消して自己(人間)の構成成分に変化させること。
アルコールで言えば、
最終的に「二酸化炭素と水」に変化する形となります。
前置きが長くなりましたが…
- 全くお酒を飲まない人よりも「適量」のお酒を飲んでいる人の方が死亡率が低い
- 「多量」のお酒を飲んでいる人の死亡率は上昇する
そういったデータが多数発表されています。
縦軸を「全死亡率」(あらゆる原因による死亡率)・横軸を「一日の飲酒量」としたグラフで表すと、
アルファベットの「J」のような形になるので「Jカーブ効果」と呼ばれているものです。
注目すべき点として…
アルコールはストレス発散効果のほか、
心臓疾患を予防する効果のある
HDLコレステロール(善玉コレステロール)のレベルを上げて
LDLコレステロール(悪玉コレステロール)のレベルを下げる
だから…
「適量」という条件のもと、
「お酒は百薬の長」と言えるところがあるわけです☆
ですので、
ストレスを感じながら禁酒するよりも、
ランニングで疲れた心身のリフレッシュ効果という意味からも、
アルコールを上手く取り入れた方が良いのでは…と考えています。
なお、人によって異なるので「適量」の定義が難しいですが、
一般的には「40g~50g」程度と言われています。
そして、週に一度は「休肝日」を設けることも忘れずに…
まとめとして…
あくまで「味わいながら楽しく飲む」ことにより、
ストレス解消・リラックス効果が期待できる形であり、
「お酒に依存」するような飲み方では「百害の長」という形に…
「Jカーブ効果がある」からといって、
お酒を飲まない人に無理矢理勧めるのも良くありません…


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